武術創造 DIY・AI研究所
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リスキニング

50代からの電気工事士と自立|組織の泥舟を降りて「自分の腕」で生きる覚悟

最近のデータによると、50代・60代で電気工事士の試験に挑む人が増えているようですね。定年後の再就職、あるいは今の会社への不信感……理由は様々でしょう。

私自身、50代なかばで組織のレールを降りました。今は好きな時間に起き、DIYやAI、武術に没頭する「FIRE」の状態にありますが、ここに至るまではエリート街道とは程遠い、泥だらけの生存記録そのものです。

通帳の数字を増やすだけの「死んだ時間」に耐えられるか

50代。家族のために、生活のためにと必死に働いてきた。それは立派なことです。でも、ふと振り返った時、「俺の人生、このままでいいのか?」という問いが胸を突き刺す。

真面目に働けば預金通帳の数字は増える。でも、もし貨幣価値がひっくり返ったら? あるいは、しがみついている会社が明日「夜逃げ」したら? 私は20代でそれを実際に経験しました。会社なんて、いざとなれば平気で社員を放り出します。

一番きついのは、自分の会社が「手抜き作業」をしているのを知りながら、そのコミュニティに居座り続けることじゃないですか。

惰性で、雑な仕事を、組織の都合で続ける。そんな「死んだ時間」に身を浸していると、職人としての、あるいは人間としての矜持がどんどん削り取られていくんです。

電気工事士という「武器」は、単なる食い扶持ではない

私がビル管理や大工、電気・設備の資格を片っ端から取ったのは、単に食い扶持を探していたからではありません。

「自分の手と頭で、現実の物理世界を制御できる」
この確信こそが、組織から自由になるための唯一の武器だったからです。

電験三種や消防設備士、電気工事士。これらの資格は、単なるペーパーテストの結果じゃない。物理法則に従ってシステムを動かす「力」の証明です。理不尽な上司や、思考停止した経営者の顔色を窺うための道具ではありません。

50歳からの「人生DIY」:自分の足で立つために

私は、通信教育だけで強くなれる武術などないと考えています。現場で、リアルな空間で、汗をかいて覚える。それは電気工事もDIYも同じです。

もしあなたが今、50代で「電気工事士」を目指そうとしているなら、それは単なる再就職の準備ではなく、「自分の人生を自分の手に取り戻すためのDIY」だと考えてほしい。

組織の理不尽に耐えるための忍耐力ではなく、どこへ行っても生きていける「腕」を磨くこと。その先にしか、本当の意味での自立はありません。エリートの成功法則なんて知らなくていい。泥臭く、自分の城を自分の手で作り直そうじゃないですか。