武術創造 DIY・AI研究所
武術創造 DIY・AI研究所 BUJUTSU-CREATION-DIY-AI LAB

AIに噓をつかせない現場力

世間じゃ「AIが仕事を奪う」だの「DXで業務効率化」だの、景気のいい言葉が飛び交ってますけどね。正直、長年現場で泥にまみれてきた人間からすると、鼻で笑いたくなるような議論が多いんですよ。
ITの専門家が描く綺麗な「設計図」が、実際の現場でどれだけゴミ扱いされているか。彼らはその「1秒」の重みを、たぶん死ぬまで理解できないんでしょうね。

軍手を外す「1秒」の重みを知らない設計者たち

以前、ある洗練された業務システムを見た時のことです。メニューを2回クリックして、項目を選んで、それから報告ボタンを押す。エンジニアに言わせれば「論理的で分かりやすい構成」なんだそうですが、現場からすれば、それはもう「欠陥品」以外の何物でもないんです。

想像してみてくださいよ。夏場の蒸し返るような機械室で、あるいは指先が凍る冬の建設現場で、汗や汚れを拭いながらスマホを操作する人間の姿を。

彼らに必要なのは、整理整頓された美しいメニューじゃない。今この瞬間の状況を、汚れた指先で一発で記録できる、特大のボタンなんです。その「1秒」を削るために、職人は日夜道具を研ぎ、段取りを組んでいる。その重みを知らない人間が作った道具を、現場が「俺たちの道具」として受け入れるはずがないんですよね。

AIは「仮説」を出し、人間は「責任」を取る

ただ、勘違いしないでほしいのは、私は「だからアナログが一番だ」なんて懐古主義を言いたいわけじゃないんです。むしろ逆。AIは、職人が腰道具に差している「テスター」や「カンナ」と同じ、新しい時代の最強の「道具」です。

AIは素晴らしい「仮説」を出してくれますが、テスターを持って現場に降りてはくれません。どれが「真犯人」なのかを特定し、スイッチを入れる「勇気」と、事故が起きた時の「後始末」をつける「責任」。これだけは、物理的な肉体を持たないAIには逆立ちしても真似できない領域なんです。

道具に振り回されるのか、道具を自分の手足にするのか。その境界線は、あなたが「自分の判断に責任を持つ覚悟」があるかどうかにかかっています。

「いいから、一回やってみろ」。私の座右の銘ですが、AI時代こそ、この泥臭い実践が最強の生存戦略になるはずですよ。

AIを最強の「道具」にする技術を学ぶ

Amazonで詳細を見る

※別ウィンドウでAmazonの商品ページが開きます