武術創造 DIY・AI研究所
武術創造 DIY・AI研究所 BUJUTSU-CREATION-DIY-AI LAB

第6話

国立養成校のトラップ:エリートたちの「滑り止め」という現実

地元に戻り、私は人生の再スタートを切りました。 親にはこれ以上金銭的な負担をかけられない。大学中退で一度泥を塗っていますからね。 当時、私立の医療系養成校に行けば年間100万円はかかりましたが、国立なら年間6万円。選択肢は国立一択でした。

「少しは勉強するか」と腰を据えて取り組んだところ、もともと勉強自体は嫌いではなかったので、無事に合格。 再スタートは順風満帆に見えました。しかし、そこには国立特有の「トラップ」が待ち構えていたんです。

「医学部の滑り止めとして来た連中が、ゴロゴロいる。彼らにとって、ここは『敗者復活戦』の場ですらあかった」

国立のリハビリ養成校というのは、学費の安さゆえに、医学部を目指して届かなかった超優秀層が大量に流れ込んできます。 地方の国立大学にギリギリ受かるレベルだった私から見れば、彼らは別世界の住人でした。

「学歴なんて関係ない、実力の世界だ」と世間は言います。 でもね、事実として認めざるを得ないのは、記憶力や情報処理能力において、高学歴な連中は圧倒的に「得意」なんです。 同じ教科書を読み、同じ講義を受けても、彼らは涼しい顔で吸収していく。

学歴社会がなぜ機能するのか。それは彼らが「そういう能力」に長けているからであり、それが有利に働く場面が厳然として存在するからです。

倉庫の哲学者たちとはまた違う、今度は「システムの頂点を目指した、あるいは破れた精鋭たち」との共同生活。 自分の立ち位置を嫌というほど自覚させられる日々が始まりました。 でも、そこでも私は「自分の戦い方」を見つけなければならなかったんです。

さて、ここからどうやって今の「職人の道」へと軌道修正していくのか。 さらに深く語っていきましょう。